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なぜEnigmaのプライバシープロトコルは分散化された未来を推進するのか

この記事は公式ブログの記事である「Why Enigma’s Privacy Protocol Will Power Our Decentralized Future」を翻訳したものです。クリプト刑事(デカ)さんが翻訳なさったものを一部編集して掲載しました。

Enigmaで作る6つの現実世界に向けたアプリケーション - そして分散化された未来の構築に貢献する方法

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こんにちは、Enigma($ENG )チームです!この数ヶ月の間、私たちはEnigmaのプライバシープロトコルやCatalystの開発に取り組んできました。Catalystはデータを活用した、暗号通貨取引と投資のための強力なプラットフォームで、Enigmaプロトコルの最初のアプリケーションです。

先日、私たちはCatalystの最も大きなリリースを発表しました。これは、新しい取引所のサポートとデモ取引をできるようにする大きなアップグレードです。ですがCatalystはEnigmaプロトコルに乗っかる何千もの有望なアプリケーションの一つに過ぎないということです。私たちはさらに多くのアプリケーションを作り出すための下地作りに励んでいます。

今日は、現在急速に行なっている開発についてではなく、Enigmaプロトコルによって創られる分散化された未来について話そうと思います。私たちはコミュニティー、とくに新しいメンバーから次のような質問をよく受けます。「世界はなぜEnigmaを必要としているのか?」その問いに対する、簡単な答えはこうです。「ブロックチェーンはダメになってしまっている。なので我々が治すのだ。」Enigmaのテクノロジーは、プライバシーの問題を解決することで、完全に分散化された、セキュアなアプリケーションを可能にします。

説明を続けましょう。ですがもっと長く答えるなら、「Enigmaによって何を造れるの?」というもっと重要な質問にも答えなくてはなりません。そしてこの答えこそが我々が興奮している所なのです。もし、スケーラビリティとプライバシーというブロックチェーンが持つ2つの主要な問題を解決することができれば、あらゆる業界を完全に再編成し、それぞれ100億ドル、1000億ドルレベルの解放できなかった富を解き放つ機会に直面しています。

この重要な記事では、Catalystよりももっと重要な6つの機会について説明しようと思います。重要なことですが、私たちはパートナーとなる可能性がある人々と、こうした応用例についてすでに模索し始めています。それぞれの機会について、分散化した未来を構築するためにEnigmaプロトコルがどのように必要であるかを説明しましょう。

我々は、私たちと分散化された未来を築こうとする人々に呼びかけて、この記事を締めくくります。Enigmaプロトコルで構築しようとしているプロジェクトが利用できるようにしようと作っております。— ぜひ最後までご覧ください。 f:id:udoncryptocurrency:20180224142058p:plain

ブロックチェーンの壁を打ち破る

私たちの明るい未来についてお話する前に、まずはブロックチェーンの現状について見てみましょう。ブロックチェーンは強力なテクノロジーですが、今日では実用的でなく大規模に使用することができません。現在、ブロックチェーンにおける演算能力はとても低く、とてもコストがかかります。さらに、オンチェーンのデータは全ての人が閲覧可能です。その結果、大部分のデータは、中央集権的なデータベースに保存せざるを得なくなりました。これは「分散型アプリケーション」は実のところ完全には分散化されてないか、スケールできなくて機密データを扱えず、有用性がかなり制限されていることを意味します。

こうしたプライバシーの欠如は、トップ500企業によるブロックチェーンの採用が広がることへの大きな障壁となっています。データや企業秘密を保護できないのであれば、企業はブロックチェーン技術を採用しません。ですので、「スマートエコノミー」やブロックチェーンの成功には、DAppsが匿名でデータを分析できることが必要不可欠なのです。

幸いにも、この問題は解決できないものではありません。EnigmaのCEOがMITに提出した論文に基づいて、Enigmaはブロックチェーンが抱えるスケーラビリティーとプライバシーの課題を、セカンドレイヤーのオフチェーンネットワークを使い、プロトコルレベルから解決します。これを実現する鍵となるのが、Enigmaの「シークレットコントラクト」です。シークレットコントラクトはEnigmaネットワークを構成するノードが秘匿性を保ちながらデータを処理できるものです。この革新的なアーキテクチャを通じて、私たちは革新的なアプリケーションを構築することができる、完全に分散化されセキュアなソリューションを構築しているのです。

しかし、我々がこのことが大切だと知ってますが、我々だけで作っているわけではありません。 コミュニティーとパートナーと共になることで作り上げることができるのです。最近Aionと組んだパートナーシップの発表は、我々の技術を普及させようと貢献していることを示しており、より多くのパートナーシップも近いうちに発表されます。

So what can we create? f:id:udoncryptocurrency:20180224142049p:plain

Enigmaプロトコルのポテンシャル

私たちは未来についてただただポエムを書いているわけではなく、すでに動くものを作っています。Enigmaプロトコルの最初のアプリケーションであるCatalystはすでに始まっており、使えるようになっています。私たちは、暗号通貨の金融データ​​マーケットプレイス(および重要なパートナー)を積極的に成長させています。この金融データ​​マーケットプレイスの応用例だけでも、年間数百億ドル規模の利益を生み、これまでの有力な業界を崩壊させる可能性があります。しかし、これは始まりにすぎません。

以下の文章で、世界を変える大きなポテンシャルを持つEnigmaプロトコルが、より分散化された未来でどのように稼働するのかを示す、いくつかの重要なユースケースをちょっとだけみていきましょう。これから検討する全てのユースケースにおいて、プライバシーを保護しながらデータの計算を可能にする「シークレット」スマートコントラクトが必要となります。これは、私たちのテクノロジーが不可欠であることを意味しています。

重要なのは、以下に挙げるすべてのユースケースについて、将来的にパートナーとなるかもしれない人々とすでに話をしていることです。MITのSTEX25(とてもポテンシャルの高い企業を助け、業界内でのパートナーシップを結ぶことに重点を置く団体)などのプログラムに参加することで、私たちはこうした機会に注目している大企業に出会うことになるでしょう。

私たちはいつも、一緒に築いていきたいと思っているプロジェクトや企業と出会いたいと思っています。これらのユースケースの一つ一つがあなたにとって重要かどうかを確認してください。

個人データのデータマーケットプレイス

解放可能な市場価値 - 1000億ドル以上 f:id:udoncryptocurrency:20180224142042p:plain Enigmaプロトコルの「キラーアプリ」の1つは、データのセキュアな交換を容易にするために構築された分散型データマーケットプレイスです。そのような市場はスケーラブルで、機密データが共有できるようになる必要があります。そうでなければ、誰が参加するかに関係なく、ポテンシャルが非常に限られることになります。これが、Enigmaプロトコルがそのようなアプリケーションにとても適している理由です。

最初にデータマーケットプレイスを構築する計画を発表して以来、これをどのように実装するかについて多くの提案がなされましたが、それらには限界がありました。しばしば見落とされていたのは、データが漏れてしまうという問題です。言い換えれば、個人または団体が自分のデータを一度販売すれば、データの購入者は購入したデータセットをまた誰かに売ることができるということです。この問題を解消する唯一の方法は、データのプライバシーを確​​保しながら演算を実行できるようにすることです。プライバシーが保護された状態で演算ができるようになることだけが、データマーケットプレイスのデータ販売者がきちんとそのデータの所有権を保持するやり方です。このような理由から、セキュアで分散化されたデータマーケットプレイスはEnigmaプロトコルの上で動作する必要があります。

この考え方は、個人データに重点を置く近年の世界的な潮流に特に関係しています。欧州連合(EU)は、すべてのEU市民が企業によって収集された個人データにアクセスできるようにするEU一般データ保護規則(GDPR)という規制を通過させています。この規制が適用される範囲は、GoogleやFacebookが集めているデータからどんな個人でも特定できるデータにまで及んでいます。個人が持つデータは単独では意味のあるものではありませんが、(Enigmaが可能にする)プライバシーが保護された計算によって、ユーザーが集まって自分たちのデータを収益化できるようになります。

遺伝子情報を利用した演算

解放可能な市場価値 - 500億ドル〜1000億ドル f:id:udoncryptocurrency:20180224142036p:plain 現在、遺伝子解析企業は、ユーザーの遺伝子情報を製薬会社に販売する市場を作り上げています。ユーザーとして、そのようなサービスの利用規約に同意すると、遺伝子配列データのすべての権利が遺伝子解析企業に譲渡されます。製薬会社は、このデータを購入して、どのゲノムが特定の疾患と相関があるかを予測します。

しかし、このアプローチは、ユーザーと製薬会社の両方にとって効果的ではないですし、改善することができるでしょう。自身の遺伝子データからキャッシュフローを得る機会がある世界においては、ユーザーはおそらく検査を受けることになるでしょう。製薬会社は、ユーザーとの間にコミュニケーションのチャネルを持たないため、患者の習慣(食事習慣、喫煙や飲酒など)を分析に取り入れることができません。セキュアな演算ができるようになれば、研究をさらに促進する金銭的インセンティブが生じるだけではなく、製薬企業が遺伝子配列をより十分に分析し、よりよい研究開発を計画できるようになるでしょう。

医療データを利用したAI

解放可能な市場価値 - 500億ドル〜1000億ドル f:id:udoncryptocurrency:20180224142156p:plain 現在、ヘルスケアデータ分析の分野は、データのプライバシーに関する問題があるため、参入障壁が大きいものとなっています。ほとんどの場合、機械学習のスタートアップは、患者のデータを扱うためにヘルスケアのデータ提供者との間に、長期に渡る、負担が大きな機密保持契約を結ぶ必要があります。この長期に渡る機密保持契約は、ヘルスケアデータを持つ機関が、複数の機械学習のスタートアップや研究者に金銭的な報酬と引き換えにデータセットを公開できるシークレットコントラクトに変わる可能性があります。多くの新興企業や研究者は、さまざまな医療モデルに最適な予測モデルを適合させるために競い合うようになるでしょう。

このようなあり方は、モデルと基礎データの両方がプライベートな状況で成り立つでしょう。これは、もっとも優れたスタートアップや研究者がデータに簡単にアクセスして、最も正確なモデルを得るために競争するだけでなく、遺伝子データマーケットプレイスと同様に、個人が継続的にヘルスケアデータから収益を得ることができるようにします。

与信評価・分散型レンディング

解放可能な市場価値 - 500億ドル〜1000億ドル f:id:udoncryptocurrency:20180224142149p:plain プロジェクトは、伝統的な銀行サービスを分散型エコシステムに移行することに取り組んでいます。現在取り組んでいるものとしては、P2Pレンディングサービスと与信評価が挙げられます。カウンターパーティのリスクを回避するために、これらのプロジェクトには、他の分散アプリケーションに接続し、ユーザーの支出と与信履歴を更新するデータベースが必要です。

所有権を証明できる5種類のウォレットがあると想像してください。これらの5つのウォレットを使って、あなたが実際にコントロールしているウォレットを明らかにせずに、あなたが返済能力のある借り手であることを証明するにはどうすればいいですか? シークレットな取引データを取り込んで、新しい取引がブロックチェーンでみつかったら継続的に更新するスマートコントラクトが必要です。また、複数の暗号化されたウォレットに基づいて動的なクレジットスコアを算出するような場合には、プライバシーが必要になります。

アイデンティティ

解放可能な市場価値 - 100億ドル〜500億ドル

現在の分散アイデンティティアプリケーションは、主に有効なアイデンティティをブロックチェーンに格納することに重点を置いています。このアプローチは、ユーザのアイデンティティが中央集権的な法人によって検証されて、認証を行うというモデルの上で成り立つものです。このタイプのアイデンティティ検証は有用でありますが、アイデンティティデータに対して計算を行うことができないので、そのインパクトは限定的なものにとどまるでしょう。プライバシーが保護された計算ができるようにならなければ、ユーザーのグループに対して匿名化された分析を実行することはできません。そして、それを可能にするのはEnigmaなのです。

IoT - 機械データマーケットプレイス

解放可能な市場価値 - 50億ドル〜100億ドル

IoTが登場すると、デバイスで生成されたデータを所有しているのは誰なのか、という非常に興味深い質問が出ます。誰がデバイスを所有しているかとは無関係に、データのプライバシーを危険にさらすことなく、IoTデータをコホートベースで分析できるようになれば、個人および企業は重要な機会を手にすることになるでしょう。ここには、IoTデバイスからブロックチェーンへのデータフローの完全性を保証することなど、いくつかの未解決の課題があります。Enigmaプロトコルは、あらゆるIoTデータマーケットプレイスを真にスケーラブルで、すべての当事者にとって有用なものにするために必要となるでしょう。

Enigmaで創る

これらは、Enigmaプロトコルとスマートコントラクトの多くの有望なアプリケーションのほんの一部に過ぎません。どのアプリケーションにも言えることですが、本当に重要なのはデータのプライバシーを保護することです。私たちと同じように、このような機会が巡ってきていることにあなたが興奮していると願っています。私たちは、たった今世界を変えるためにブロックチェーンの可能性の一端を触れ始めたところであり、Enigmaはちょうどこれから続く何十年もの旅を始めたところなのです。

私たちのテクノロジーに関する詳細はホワイトペーパーでご覧いただけます。私たちのアイデアの全てにさらにアクセスできるブログ記事やメディアを公開する予定です。今後の記事では、上記のそれぞれのアプリケーションと私たちのテクノロジーがどのように適用されるかについて、より深く掘り下げていくでしょう。私たちは、もっとたくさんの人たちにEnigmaに触れてもらえることに興奮しています。また、Enigmaプロトコルの潜在的なアプリケーションについてのDevconでのCEOの最近の講演も視聴することができます。

あなたがより分散化した未来を実現し、完全な分散アプリケーションを構築するために私たちと活動することに興味があるのなら、ぜひお話をしてみたいです。Enigmaプロトコルの上に構築できる有望なプロジェクトと協力して進めていくことに、私たちは喜んでリソースを割くでしょう。Discord、もしくはTelegramで私達のチームに連絡してください。

興奮と多くの感謝をもって

Enigmaチーム

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